上山道郎さんの漫画「悪役令嬢転生おじさん」は、この奇想天外な設定から始まる爆笑必至の異世界コメディです。
公務員だった主人公が、乙女ゲームの悪役令嬢として転生し社会人経験を活かしながら貴族社会を生き抜く姿は笑いと共に意外な感動も呼び起こします
コミカルな展開の中に隠された伏線や意外な設定の数々には驚かされること間違いなし!!
少年画報社から2023年6月現在5巻刊行中です。
「悪役令嬢転生おじさん」のあらすじ
52歳の公務員「屯田林 憲三郎」は不慮の事故で現代から乙女ゲームの悪役令嬢の「グレイス」に転生してしまう。
悪役令嬢の役割を全うするためゲームのストーリー通りにヒロイン「アンナ」をいじめようとするが・・・
年の功と豊富な社会人経験を生かして貴族社会を生き抜いていくそんなお話。
「悪役令嬢転生おじさん」の見どころと感想
悪役はむずかしい??
アンナをいじめるために グレイス(憲三郎)は厳しい言葉でアンナを注意していきます。
しかし、52歳の一人娘をもつ憲三郎の言葉の重みは別格でどの言葉もアンナに響いてしまいます。
この出来事をキッカケにアンナはグレイス(憲三郎)についていく決心を固める。
アンナとグレイスの掛け合いは時に親子のようにある時は上司と部下のように現世での憲三郎の生きざまが垣間見えるのもいいですね。
悪役令嬢転生おじさん1巻 参照
その後、アンナと一緒に生徒会に入る事になったグレイス。生徒会は乙女ゲームの攻略対象の巣窟だった。
攻略対象に嫌われるように立ち回るグレイスだったが、その行動の全てが攻略キャラたちの興味を引いてしまうことに・・・
52歳おじさんの逆ハーレムは始まってしまうのか今からドキドキ、ハラハラします。
優雅変換(エレガントチート)が面白い!!!
転生者であるグレイス(憲三郎)にもチート能力があることが判明します。
その名も優雅変換(エレガントチート)。
憲三郎の動作は上流階級の淑女にふさわしい所作へ自動的に変換される能力です。
悪役令嬢転生おじさん1巻 参照
現代で鍛え上げられた憲三郎の所作と、グレイスの所作の温度差が面白いです。
これで中身がおじさんとはバレずにすみそうですね。
憲三郎は死んでいなかった?
物語の冒頭で子供をかばい事故に巻き込まれて亡くなっていたかにみえた憲三郎。
じつは昏睡状態で生存していたことが発覚・・・
魂だけが娘の「屯田林 日菜子」がプレイしている乙女ゲームの世界に入り込んでしまったようです。
憲三郎(グレイス)を手助けするべく乙女ゲームをプレイしていくことに・・・
天の声みたいな役割で日菜子も物語に参戦していきます。現代と異世界?がリンクしていく設定は面白いです。
ゲームをクリアすると憲三郎の魂は現代に帰って来られるのでしょうか?今後の展開が気になります。
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